システム導入による現場・経営への利点

・従来使用していた『DCS』から『PC+PLC』で管理することによるコストダウン。

・高価なハンディーターミナルやICカードをタグに置き換えることによるコストダウン。

・RFICタグ/リーダを使用することによるコンタミ防止やドライバーの操作性・安全性・作業効率を向上。

・システム構成を中央集中型ではなく分散型にすることで、停電や故障などイレギュラーによるシステム全停止のリスクを回避。
・従来使用していた油種キーに代わりRFIDを使用することで、雪や汚れによる誤操作を防止。

システム導入の経緯

出光エンジニアリング株式会社(当時:昭石エンジニアリング株式会社)様は、出光グループの全国の製油所・油槽所の建設・運転・保全に携わられているエンジニアリング会社。それまでのタンクローリー出荷は、出荷管理システムと販売物流システムとの連携を安全性を重視した横河電機製CENTUM(DCS)やYEWMACを使用したDCSによる一括管理を行っていました。

しかし、自動制御の中枢であるDCSを更新しようとした場合、新システムへの切り替えに伴うコストや更新ソフトウェアの品質向上など多くの課題がありました。また、DCSで構成されていたシステムは中央集中型であったために、停電や故障によってシステムが全停止してしまった場合には、出荷作業が一切停止してしまうリスクが常に付きまとっていました。

当社では、シーケンス制御に必要なラダー言語によるPLCプログラミング、PCによるアプリケーション開発を一気通貫でできる開発技術を持っており、『出荷停止のリスクの回避』と『安全性・機能面』を両立させることを目的とした新しい出荷システム(アイランド制御)を構築することとなりました。

防爆型 非接触式RFICシステム

ドライバーの作業効率の向上と安全性の確保を目的に、油槽所内でのタンクローリー積込作業において油種キーの代わりとなるRFIDを活用したハッチ管理出荷システムを構築(タンクローリー車の荷卸しシステム・特許第4072021号)。

独自開発された非接触式の防爆型ICカードリーダ/ライタおよび防爆型RFIDタグリーダ/ライタを使用し、「車番」「油種」「数量」「履歴」などのデータ入力やハッチ割り付けを行った後、ローリー積場の非接触式防爆型タグリーダを経由して油種の自動積込を実行するように開発を進めました。タンクローリーに取り付けられているタグを読み取ることで、ホースが給油口に確実に接続されたことを検知することにより荷卸時の誤作業を防止することが可能となりました。

システム構成図

– 1アイランド1FCU構成とすることで、故障によるシステム全停止リスクの回避
– 出荷用ICカードを使用することで通信インフラの障害時にも出荷可能
– 小規模油槽所:ILC1台HPC2台構成とし、ILC故障時にHPCをILCとして使用できるように各PCの機能を統一
– 大規模油槽所:FTサーバーを使用してシステム停止を防止
– RFIDを使用したハッチ認識は、従来のバーコードや油種キーと比較して汚れに強く、交換も容易に実施可能

タンクローリーハッチ管理出荷システム
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高度危険分散化を図ることにより、出荷を停止させることなくメンテナンスが可能。

FA機器をほとんど使用せず、汎用品を用いてシステムを構築しているため代替部品も容易に入手でき、トラブル発生時にも迅速に対応できます。

システムやコンピュータが故障しても、電話回線を使用して即座に弊社からの原因調査および復旧対応が可能。現場目線からも経営目線からも使いやすいシステムをご提案。

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